daydream

作中の1フレーズを書き留めた読書記録

きっかけと、気づいたこと。

四月に入り既に三冊の本を読了。

こんなにハイペースかつ、アウトプット前提で本を読んだことは今までになかった。

 

映画や本、音楽や絵などは、自分の制作のピースになる大事なインプット作業だったけど

肝心の制作の頻度が低いので、せっかく蓄えたものが、日が経ちどんどん流れていくのが勿体無いと感じてた。

 

そこでブログに読書記録を付けようと思い立ち、一週間ほど経った。

好きなフレーズにふせんを貼りながら読み、最後にノートにぺたぺた貼る。

そこから最も気に入ったものを選んで、ここに記録していく。

 

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↑こんな感じで!

 

これがすごく楽しい。

ここに留めておくことで、自分の言葉になっている気がする。

読み返したいと思った時、未来の自分への最強のプレゼン材料になるであろう…

そして、その時になったらまたこの言葉たちが違う意味合いに感じるかもしれない…そう考えるだけでエモい。

 

冒頭にも書いたけど、四月に入り三冊読了して、いま四冊目を読んでいる。

そこでちょっとした気づきがあった。

読み終えた三冊のうち二冊は東野圭吾のミステリー作品。

あともう一冊は吉本ばななのキッチン。

 

前者だと、ふせんを貼る箇所少ない。そしてそんな中でも貼る箇所といったら「セリフ」が圧倒的割合を占めている。

ミステリー、サスペンス小説はその状況の描写の正確性が必要で、言い方は悪いけど説明的な文章になりやすい気がする。

そんな中で、登場人物の性格や心情の変化を表現するのが「セリフ」になるのだと思う。

特にそのセリフが後々の重要な伏線になったりするので、思わずふせんを貼ってしまう。

 

後者は、ジャンルとしては恋愛小説になるのだろうか?

詩的な表現が美しく、状況描写も絵画のモチーフのよう。作中で例えるならば冷蔵庫とか。

無機質なモノたちも、その絵画の一部として欠かせない存在になっている。

吉本ばななの作品は二作しか読んだことがないけど、死生観、出会いと別れについて多く触れているイメージ。

ふせんを貼るのは主にセリフよりも、状況の描写や感情を表現している部分が多かった。

セリフよりも、その登場人物を取り巻く環境の描写を通して、性格や感情の変化が分かる気がした。

 

 

…という、たまたま対照的な作品を読んでの気づきでした。